今年の夏休みはどこにも行けず何もしていなかったので、最後に何か爪痕を残したいと、感染予防に細心の注意を払いつつ、9月1週目にちょこっと九州旅行に行ってきました!(現地ホテル1泊フェリー2泊)
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強力な台風9号が九州西部を通過していて、そもそも大阪から北九州までのフェリーが出航できるのかさえ怪しく、出港時間は予定通りで到着が未定という、条件付運航ということで微妙でしたが、意を決して大阪の泉大津にある阪九フェリー乗り場に向かいました。
行くかどうかぐずぐずしていた+GOTOキャンペーンの申請がよく分からなかったのでフェリー乗り場で直接予約したところ、意外と時間がかかってしまいました。(ギリギリにいくと焦ったかも)
阪九フェリーはネット予約すると20%オフにもなるので、事前に予約しておくのがいいと思います。(学生なら常に20%オフになる)
輪行袋は持っていないので、特殊荷物として自転車はそのままバイクと同じ場所に載せました。(しっかりと毛布でくるんでもらい、固定も丁寧にしていただいた)
ホームページで事前に見てはいましたが、船内は清潔で、露天風呂もあったので良かったです。(乗船後すぐの風呂は少し混雑気味)
ただ、台風の残り香で天気が悪かったので、少し船が揺れ、それによる下階のトラックの振動音が響いて、あんまり疲れは取れなかったです(笑)
ちなみに僕はスタンダード和室という、一番安い、いわゆる「雑魚寝席」を取っていたのですが、部屋は僕ひとりでのびのびと寝ることができました(笑)
(ネット環境はイマイチなので寝るor景色楽しむの2択)
「条件付出航」は本当に何時に着くか分からない(翌日の夕方に着いたこともあるらしい)ということで不安でしたが、予定より4時間遅れの10時に新門司港に入港しました。
初日はずっと行きたいと思っていた角島大橋を目指そうと、新門司からすぐに下関まで行き、テンポよく北上。
風はそこそこ強いなあと思いつつ、北上していると、途中から道がめちゃくちゃ海沿いになり、地面がやけに濡れていたので「昨日の雨の残りかなあ」なんて思ってました。
しかし違いました。
その水は雨水ではなく、まさかの海水!
なんと波が道路にまで堂々と入ってきていました(笑)
最初は「ここだけだろう」と無視していましたが、状況はましになるどころかひどくなり、道路が一部制限されるほどのひどさになりました。
なので、途中で角島大橋行きは諦めて、とりあえず山側の道に迂回しながら大人しく下関まで帰り、海水まみれになった自転車を洗うことに。(錆びそうで怖かったので)
下関まで帰ってくると、壇ノ浦の戦いで亡くなった安徳天皇を祀る赤間神宮があったので立ち寄ってみました。
平家物語はもともと好きなのですが、実際にこの場所を訪れて平家一族のお墓や展示されている資料を見て、赤間神宮から見える海を望むと何とも感慨深かったです。
ちなみに赤間神宮の隣には、日清戦争のいわゆる「下関条約」を結んだ際の実際のセットが展示されていました。
「この椅子にもあの伊藤博文が座ってたんかあ」と再びしみじみ。
そのあと、近くの自転車屋に直行。
そもそも僕は自転車を「洗う」ということをしたことがなかったので、「お金を払って洗ってもらおう」と考えていました。
ですが、実際にお店の方に事情を説明すると、「それは自分でできるからやったほうがいいよ」と言われ、結局チェーンオイルだけ購入して店を後にしました(笑)(お店の方はすごく親切でした)
ただ、洗うにも水がない、と思ってどうしようかと悩みましたが、とりあえず予約していたホテルが近いので、チェックインしてその時に一応聞いてみよう、と、とりあえずホテルに向かい、チェックイン。
そのときに、ダメ元で聞いてみると、「自転車を洗えるような場所は近くにないが(当たり前の当たり前)、バケツに水を汲んで貸すことはできる」と親切にも水の入ったバケツを貸していただき、ホテルの隣の排水溝があるところで無事自転車を洗うことができました!
(そして自転車は鍵付きの倉庫で保管していただきました)
ホテルの部屋もシングルで予約していましたが、空いていたからかツインに案内していただき、すごく快適でした。(風呂とトイレが別!)
バケツの水をもらうという情けないことをしてしまいましたが(本当に申し訳ありませんでした)、フロントの皆さんはすごく親切で、期待をはるかに超えるサービスを受けることができました。本当にありがとうございました!
②に続く