うどんでココロもオナカも満たす旅@香川

「好きなものをお腹いっぱい食べたい」

「うどん巡りしてみたい」

この2つの欲求が偶然重なり合ったので、早速香川の高松に行くことにした。

 

10時半ごろ高松駅着。

ランチタイムはサラリーマンで混み合うと聞いていたので、その前に店に到着するべく駅から歩かずに琴電に乗って瓦町駅まで。(琴電はローカル線といえど電車かつ複線でびっくり)

 

最初は麵屋綿谷という商店街にあるお店。

うどん小+ちくわ天(390円)。

一般的なうどん屋(特にチェーン)と比べると圧倒的に安く、小(一玉)と言えど量も割とある。

店に入るとまずメニューを聞かれ、そのあと揚げ物を選択し会計。丸亀製麺とかと一緒。でも提供スピードが速すぎて会計するときにはうどんがレジ横で待っているから、小銭撲滅運動中とはいえ千円札を出すほかない。

そして肝心の味。うどん。うん、うどん。

汁は冷凍うどんでよく飲むような味だけど、麺はぷりっぷりで美味しい。

そしてちくわ天がアツアツで大きくて食べ応え抜群。青のりverはたまらない。(運動会のときの弁当に入ってた記憶が蘇る)

店の回転は速いので、すぐに食べてすぐに出ていく立ちそばとか牛丼屋的な感じ。

寒さで冷え切った体がポカポカに温まる。

(後で思ったことだが、ちくわ天はここが一番気に入った)

 

 

一杯目にして満足したが、そこから少し歩いて2店舗目の竹清というお店へ。

ここはレジ前で注文担当のおばさんが丁寧に聞いてくれ、となりで麺を渡されるので受け取り、後方にあるゆで麺機で自分でゆがく。それを終えたらネギとか天かす、かつおぶしとかをトッピング。

自分で湯がくというのは新鮮だけど、これからいただく麺に愛着が湧いていい。

注文を聞いてから揚げ物を揚げているようで、注文の際に自分の名前を言い、アツアツのちくわ天が出来上がったら名前で呼んで持ってきてくれる。

麺は1店舗目よりコシがあるように感じる。鰹節少ししか載せなかったけど、うどんにすごく合う。

 

2軒目を出た時点で既に、うどん巡りって幸せだな、お腹いっぱいになると幸せだなと感じる。

 

そしてまた歩いて3店舗目を目指す。

ちなみに、この近くにマンションのような高層の香川県庁がそびえていて、その隣には昔現代文だか美術の教科書だかで登場した旧香川県庁。

教科書で見た時は何も思わなかったけど、実物を見ると荘厳でかっこいい。

香川県

 

割とすぐに3店舗目に到着。さか枝というお店。

システムはこれまでと同じだが、注文を現地の言い方である「小」というべきか、それとも素人らしく「一玉」か、なんと注文したらいいかまだ分からなくて戸惑い、おばちゃんのフォローに助けられる。

さすがにちくわ天3連発はきついし飽きてくるので半熟卵をチョイス。

ここの麺は一番塩味?効いててかつコシがあると思った。個人的にはこれぐらいの硬さが好き。

トッピングでショウガをいれたらなお良しと知る。

汁もしっかり飲みたいけど、お腹たぷんたぷんになるので少なめ。

卵はやっぱりうどんとの相性◎

こんなおいしいうどん屋が近くに沢山ある近くのサラリーマンが羨ましい。これほど安く食べられるのならば弁当を作るモチベーションもなくなりそう。

 

 

正直お腹は一杯になったけど、高松のうどん屋はランチタイムがメインのようで、閉店時間が早いので今のうちに4店舗目の松下製麺所へ。

味のある店構え

ここもシステムは同じだが、製麺所なので他より大人しい内装で、客席もカウンターがメイン。こちらも麺硬めで美味しい。汁はちょっと甘め。

残った汁は自分で青いザルに捨てていくスタイル。

このお店のようにぶっかけうどんしかないところは何玉か言うだけなので、初心者には楽。ランチタイムは過ぎたが、続々と客が来て、慣れたように「2」などと言って注文していく。

 

それにしても、どの店も提供が早いのでとんとん拍子でうどん巡りが進む。

早すぎてゆっくりする暇もないぐらいだ。

予定より時間が余ったので、5店舗目にも行ってみる。

 

5つ目は栗林公園近くにある、さぬきうどん上原屋というお店。

昼を過ぎた時間に入店したが、それでも結構な人がいてびっくり。

麺は今日行った中では平均的なやわらかさ。

ちくわ天は冷めていたので、うどんの汁で温めながらいただく。

結局ちくわ天を買ってしまったが、何本目でもちくわ天は美味しい。

生姜を入れるとさらに体が温まる。

 

これで今日のうどん巡りは終了。

帰りに栗林公園や近くの神社も寄ったあと、ホテル着。

ちなみに栗林公園の広大な庭園は、他の庭園とは異なり、マンションやビルがほとんど映り込まないので、庭園の穏やかな雰囲気を満喫することができた。

栗林公園

 

2日目

ホテルでの朝食を軽く済ませ、ホテルから10分ほど歩いたところにある、うどんバカ一代へ。

端にぐでした黄身

壁一面に有名人のサインがぎっしりと並んでいる。

看板メニューの釜バターを注文。

麺は少し硬めでバター、生卵、ねぎ、ブラックペッパーがトッピング。

カルボナーラ うどんedition。

見た目は新鮮でゴージャスなところがすごくいいし、味もまさにカルボナーラ美味しい。

ただ、カルボナーラにはもっと塩味効いててスープに絡みやすいスパゲッティのほうが相性いいかも?、と個人的には思った。

とはいえ、周りの一般的な「うどん」を食べ慣れた人や、そのあっさりなベースに満足しない人にはうってつけだと思う。

 

 

その近くにも数軒あったけど、開店時間が遅めだったので諦め、次は商店街の中に入るうどん一福というお店へ。

ここにきて初めて肉うどんを注文。

お肉はすき焼きみたいに甘く煮込まれていて美味しい。かけうどんより割高だけど、がっつり食べたいときは肉うどんが吉かもしれない。

トッピングにはわかめや大根おろしもあって面白い。

毎回思うが、どの店も天かすが新鮮で粗めなので、かすを食べるだけでもちくわなどの揚げ物の風味がしておいしい。

 

まだ次の店に行けそうな気もしたが、そろそろ帰りの時間が近づいてきたのでこれにてうどん巡りは終了。

2日間で7店舗訪れたことになる。

高松駅前の高松城跡に寄ったあと、岐路に着いた。

高松城の堀ではイカが普通に泳いでいる、、
うどん巡りを終えて

軽い気持ちでうどん巡りをすることになったが、想像以上に幸せな旅だった。

外食となると普通費用がかさむものだけど、うどんは安いので、夏祭りでいろんな出店に寄って飲み食いする感覚に近かった。

家で食べる冷凍うどんもコシがあって十分美味しいなと毎回感じるが、お店で食べる方がやはり麺のコシもあるし、トッピングも揃っていて満足度は高い。

店内でのエクスペリエンスだけではなく、次の店に行くまでの路地も様々なお店が並んでいて飽きなかった。(高松の商店街は長く、栄えている印象)

何店舗も巡る分、かき揚げのようなハイカロリーなトッピングは食べられなかったが、次行くときは他も試してみたいし、二玉ぐらい食べてみたい。

 

ごちそうさまでした。