「オンライン授業」
これは以前、僕が少しばかり望んでいたことだったが、思わぬ形で実現することとなった。
僕が通う大学は、春学期が全てオンラインとなり、やっと先月末に春学期が終了したので、ここでオンライン授業を個人的に振り返ってみようと思う。
ちなみに、オンライン授業は大きく2種類(同期型、非同期型)あるが、僕が受けた授業は全て同期型(Zoomを使い、授業時間に教授がライブで教えるタイプ)だった。
良かったところ
①移動の必要なし
オンライン授業だと、教室まで行く必要もないし、カメラに映らない下半身はパジャマでもいい。パンイチでもいい。
これはすごく楽だったし、朝イチの授業には特に有効だと思う。
寝坊してもとりあえずPCでZoomを開くだけでいい。教室までダッシュする必要もない。
これで遅刻回避できた学生は少なくないと思う。
②理解深まる
対面型の授業だと、座る席によってスライドが見えにくかったり、声が聞こえにくい時もある。
でもオンラインだと、目の前のPCにクリアにスライドが表示され、教授の声がほぼ雑音なく安定して聞こえる。(Zoomを使いこなせず、声が全く聞こえない教授は論外)
だから、このおかげで授業内容の理解が深まったと個人的には思っている。
③孤独が苦にならない
授業に誰も知っている人がいなかったり、周りの学生が教室でワチャワチャと楽しそうにしていると、心細いときがある。
グループワークは特に辛い。
友達がいなければ、知らない人達のグループに入れてもらわないといけないし、はみられている感じがして悲しい。
でもオンラインは安心だった。
教授が、Zoomの「ブレイクアウトルーム」機能を使って自動的にグループ分けしてくれるので、ぼっちかどうかなんて関係ない。
これはすごく大きかった。
孤独な僕だけでなく、新入生にとってもいいのではないかと思う。
悪かったところ
①アンフェアな学び
これまで対面型の授業を受けていると、誰もが平等に受けられていると思っていたが、オンラインだとそうではない。
残酷なほどに、その学生やその家庭のコンディションが明らかになる。
ハイスペックなデスクトップPC、タブレット、複数のディスプレイを駆使して快適に授業を受ける人もいれば、一方でネット環境さえ怪しく、授業時間中ずっとZoomに接続していることすらできない人だっている。
それによって授業の理解も変わってくるだろう。
オンライン授業は平等?フラット? 僕は全くそうは思わない。
②目・耳の疲れ
オンライン授業を受ける、ということは授業をデバイスを通じて受けるということだけでなく、課題もオンラインですることになる。
だから、毎日10時間近くパソコンと向き合わなければいけない。
日々そんなに長時間見ていると、目がすごく、すごく疲れる。
僕はトレーダーでもないただの学生だから、そんな長時間見てられない。
特に、ちっこい持ち運べるラップトップで見ていると、本当に目がいかれてくる。
授業もイヤホンで聞いていると耳も同時におかしくなる。
まとめ
ここまで、オンライン授業(同期型)を受けてみての感想を簡単にまとめてみた。
振り返ってみて、改めてオンライン授業は悪いことだけではないと思う。
個人的には、同期型、非同期型をバランスよくミックスすることが大切だと思う。
また、オンラインの強みを活かして、外部の教授を呼んで授業してもらうというのもアリだと思うが、どうだろうか。
秋学期も僕は全てオンライン授業の予定だ。
大学には、春学期の反省を踏まえて修正して欲しいし、僕もできるところは改善していきたい。